新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が米国内でも広まり続ける中、Amazonのシアトルにある本社に勤務するある社員が同ウイルスの感染検査で陽性と判定された。シアトル本社では約5万5000人が働いているが、今回見つかった感染者との濃厚接触があった社員には通知が行われたと報じられている。
この報道について、Amazonの広報担当者は米国時間3月4日、「われわれは感染し、隔離されている社員を支援していく」と述べた。
The Seattle Timesが入手したAmazon従業員宛の同社からのメッセージによると、感染が判明した社員は米国時間2月25日に体調不良で自宅に帰った後、職場には戻っていない。Amazonは3月3日に、この社員が新型コロナウイルス検査で陽性と判定されたことを知ったという。
ワシントン州保健局は、4日の時点で同州内のCOVID-19による死者は9人で、27件の感染事例を確認していると報告している。米国全体では、3日夜の時点で感染事例は100件を超え、感染者が見つかった州は15州に及んでいる。
昨年暮れに中国の武漢で発生し、2019年12月31日に世界保健機関(WHO)に初めて報告された新型コロナウイルス(正式名称はSARS-CoV-2)は、肺炎に似た症状を示す疾病で、今年に入って世界中に感染が拡大。感染者の数は世界全体で9万人を超え、3000人を上回る死者を出している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス