GAテクノロジーズは3月4日、ドキュサインの電子契約プラットフォーム「DocuSign Agreement Cloud」を導入し、3月より資産運用型中古マンションの売買契約書を電子化したと発表した。同社で取り扱う資産運用型中古マンションの売買契約書を対象に、電子契約を提供する。
DocuSign Agreement Cloudは、合意・契約をクラウド上で実現するプラットフォーム。GAテクノロジーズは、国土交通省の社会実験登録事業者として、不動産売買における個人向けのIT重説にも取り組んでおり、国際的な信頼を得る電子契約プラットフォームを導入し、不動産売買契約書を電子化することで、顧客のニーズに対応するとともに、業務コストの削減も見込んでいる。
具体的には、PCやスマートフォンから売買契約書に電子署名ができ、書面をPDFで確認することが可能となり、契約書作成業務の効率と、1契約につき数万円を要していた収入印紙が不要になることで、年間2000万円以上のコスト削減が期待できるという。
また、生産性の向上だけでなく、書類管理にかかる工数削減や、電子署名のタイムスタンプ機能による書類の改ざんの防止などにより、コンプライアンス・セキュリティの強化を図っていく考えだ。
電子契約自体は、メールアドレスに届いた契約依頼の「開始」ボタンをクリックするとガイダンスが始まり、署名欄に契約者(買い主)本人が手書きでサインをすることで完了する。
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