FANTAS technologyは3月4日、新築ディベロッパー向けに、AIを駆使した投資用不動産の価値、見える化サービス「FANTAS check(ファンタスチェック)」のOEM提供を開始した。本サービスの開発には、グッドパッチが参画している。
FANTAS technologyによると、日本においては、不動産資産の現在価格など、不動産業者しか手にし得ない情報が多く存在し、不動産オーナーは適正価格での売却が困難になる問題があるという。今回のOEM提供を利用することで、新築ディベロッパーは、AIが査定した精度の高い価格を顧客に提示することが可能となる。
FANTAS checkは、査定機能を新築ディベロッパーの要望に合わせてカスタマイズしてOEM提供する。新築ディベロッパーは、顧客から買取の希望があった場合に、顧客に対してOEMサービスのURLを提示し、そのURLから情報を登録するだけで、査定から買取までをFANTAS technologyに委託できるため、業務の効率化が期待できる。
さらに、新築ディベロッパーは、顧客であるオーナーが所有する不動産を適正価格で売却することによって顧客の利益を保全し、自社開発物件の価値を保つことが可能。FANTAS technologyはOEM提供開始に合わせ、新築ディベロッパーと提携し、不動産業者へのサービスの普及を加速させたい考えだ。
今後はOEM提供先を増やし、物件データをAIに学習させることで、適正価格算出の精度をさらに高めるとともに、投資用不動産オーナーが保有する資産の適正な価値を、リアルタイムに把握できる世界の実現を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力