Googleは米国時間3月2日、2019年には3万人以上が参加したクラウド関連の年次カンファレンス「Google Cloud Next」を、デジタルのみのイベントとして開催すると発表した。世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスへの懸念がその理由だ。
このイベントは4月6日〜8日に開催予定。Googleがウェブサイトに掲載したメッセージによると、「ストリーミングによる基調講演、分科会セッション、Googleチームとのインタラクティブな学習型の『専門家に聞く』デジタルセッション」で構成されるという。
新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」は2019年12月に中国で発見された。このウイルスは「COVID-19」と呼ばれる呼吸器疾患を引き起こしており、これまでに3100人以上が死亡、9万人以上が感染している。
同社は先週、同ウイルスへの懸念から「Google News Initiative Summit」の中止を発表した。カリフォルニア州サニーベールで4月に予定されていたこの会議は、メディア業界から数百人が参加する、はるかに小規模なものだ。
5月の年次開発者会議「Google I/O」は今のところ通常通り開催される予定だ。
Googleの広報担当者は「現時点でGoogle I/Oについて提供できる新たな情報はない」「状況はめまぐるしく変化しており、米疾病対策センター(CDC)や世界保健機関(WHO)などの組織によるCOVID-19関連の展開や指針を引き続き注視していく」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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