Facebookの共同創設者で最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が住むサンフランシスコのチューダー様式の自宅前で、40人以上の抗議者たちが同氏にメッセージを叫んだ。その内容は、嘘を含む政治広告を拒否せよ、というものだ。デモ隊はカラフルなプラカードを掲げ、歩道上にチョークでメッセージを書きつけ、「目を覚ませ、Zuck!」と連呼した。
米国の祝日であるプレジデントデーの米国時間2月17日に、1時間近く行われた抗議デモは、Facebookに対する批判が高まり続けていることを改めて示した。ロシアのトロール(荒らし)がFacebookを利用して米国人の間に分断の種をまいたことを受けて、2020年の米大統領選挙を前に偽情報が最大の懸念となっている。政治家や著名人から厳しい目が向けられているにもかかわらず、Facebookは政治家による広告を第三者のファクトチェッカーに送ることはしないとの決定を堅持している。Zuckerberg氏は、政治広告に対してFacebookは傍観する姿勢であることを繰り返し主張し、人々は政治家の発言について自ら判断すべきだと述べている。
デモ隊はFacebookに対し、政治家が特定のユーザー層を対象とする広告(マイクロターゲティング広告)を利用できないようにすることや、Facebookを利用した大統領選挙の妨害を阻止することなども求めた。Googleは政治広告のターゲティングを制限しており、Twitterは政治広告を禁止している。
Facebookはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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