なぜ「小さい」ノートなのか。かさばらず、軽くて小さいため、持ち運びしやすく、いつでもどこでもサッと取り出せる。実は筆者が愛用しているのは、パスポートサイズの薄いノートなのだが、本書で述べられている「小さいノート」の利点には、いちいち納得で、思わずうなずきながら読んでいたほどだ。
著者は、特定のノートを勧めているわけではないが、さまざまなタイプの小さいノートが紹介されており、これほどの種類があったのかと驚かされる。もちろん、ノートの紹介だけでは終わらない。どのように使うと良いか、初めて小さいノートを使い始める場合は、どんなことを書けばとっつきやすいかなど、小さいノートを活用するためのアイデアも、次々に飛び出す。例えば、タスクリスト、チェックリスト、食事記録、思いつきのアイデア、原稿の下書きなど。
人によって、仕事も生活も生き方も異なるため、小さいノートに書くことも全く変わるだろうが、一度使い始めると、小さいノートの利便性に感動し、手放せなくなるだろう。本書は、普段からノートを活用している人にも新たな発見があり、カラフルで眺めているだけでわくわくしてくるが、とくに「ちょっと気になる」という人に「刺さる」内容となっている。
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