Essential Productsは米国時間2月12日、事業を停止して廃業すると発表した。同社は「Android」の生みの親であるAndy Rubin氏が創設した、モバイル機器を手掛ける新興企業だ。
同社は2017年、Rubin氏が「Essential Phone」を発表したことで大いに注目を集めた。同社は、Googleの幹部だったRubin氏が携帯端末市場に仕掛ける、Androidに続く活動と見られていた。評価額は一時10億ドルに達し、3億3000万ドルの資金を社外から調達した。
しかし、販売台数は振るわなかった。同社は2019年に「Project Gem」という2つ目のスマートフォンを予告していたが、製品化には至らなかった。
「最善を尽くしたが、Gemに対してわれわれができることはここまでで、残念ながら顧客に提供するための明確な道すじを見出すことはできなかった」「これを受けて、われわれは事業を停止し、Essentialを廃業するという難しい決断に至った」(Essentialのブログ)
Rubin氏は、Google在籍中のセクハラ疑惑をNew York Timesが2018年10月に報じてから、論争の渦中にあった。Googleは9000万ドルの退職金をRubin氏に支払い、この疑惑について公表しなかったと報じられた。この報道がきっかけとなり、2万人以上のGoogle従業員が同年11月、抗議のストライキを決行した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力