華為技術(ファーウェイ)は米国時間2月6日、同社の12件の特許を許可なく使用したとして、米通信大手Verizonに対する2件の特許侵害訴訟を、テキサス州東部地区および西部地区の連邦地方裁判所に提起した。
ファーウェイは、12件の特許の範囲に含まれるネットワーク、ダウンロードセキュリティ、ビデオ通信技術の利用に対する損害賠償を求めている。
「Verizonの製品とサービスは、ファーウェイの長年にわたる研究開発によって開発された特許技術から利益を得ている」と、ファーウェイの最高法務責任者(CLO)を務める宋柳平氏は声明で述べた。「Verizonがファーウェイの研究開発に対する投資を尊重し、特許の利用料を支払うか、自社の製品やサービスにおけるそれらの利用を控えることを求めている」(宋氏)
同社はVerizonと「かなり長い期間」協議したが、ライセンス条件で合意できなかったという。
Verizonはファーウェイの行為ついて「PR活動にすぎない」と一蹴。
「この訴訟は当社とITエコシステム全体への不意打ちだ」とVerizonの広報担当者は述べ、「ファーウェイの本当のターゲットはVerizonではなく、自社に敵対する国や企業だ。この行為に価値はなく、当社は精力的に自らを弁護するつもりだ」とした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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