Facebookは、メッセージングプラットフォーム「WhatsApp」で広告を販売する計画を断念したようだ。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間1月16日に報じた。WhatsAppの創業者らは約2年前にFacebookを退社したが、FacebookがWhatsAppアプリへの広告導入を検討していたことが一因だったとみられている。
事情をよく知る人物がWSJに伝えたところによると、WhatsAppは最適な形で広告をプラットフォームに統合する方法を検討していた専門チームをこの数カ月の間に解散した。チームの取り組みはWhatsAppのコードから削除されたという。
Facebookの関係者は、WhatsAppの「Status」機能に広告を導入する可能性を検討していることを認めたと報じられていたが、具体的な時期は明らかにしていなかった。FacebookはWhatsAppの収益化に向け、取り組みを続けてきた。同社は2014年、WhatsAppを約190億ドルで買収している。現在は、企業を顧客とつなげる機能にフォーカスしているとFacebookは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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