Facebookは米国時間1月9日、複数のアップデートを発表し、ユーザーが政治広告の表示をより細かく制御できるようにすると発表した。その1つとして、FacebookとInstagramに表示される政治や社会問題に関する広告を減らすことのできる新しい設定を追加する。一方、政治家が虚偽の広告を掲載することを許容するという方針は覆さなかった。
この機能は既存の広告設定に追加されると、Facebookの製品管理担当ディレクターを務めるRob Leathern氏はプレスリリースで述べた。2020年初夏に米国で提供を開始し、他の地域にも拡大していく。
Facebookは、政治広告に関する決断を民間企業が下すべきではないという主張を繰り返し、業界規模の規制が必要だとした。
「規制が存在しないため、Facebookをはじめとする企業は、独自に方針を考案せざるを得ない状況にある。人々は自分たちを誘導しようとする人の発言をありのままの形で聞くことができるべきで、その発言は公に吟味および議論されるべきだだという原則に、当社は則っている」(Leathern氏)
Facebookは「広告ライブラリ」も更新し、透明性を高める。これは、FacebookやInstagramに掲載された政治家や政治活動による広告の公開アーカイブだ。また「カスタムオーディエンス」リストによる広告の表示に対する制御を追加し、例えば、自分がターゲットから除外されている政治的広告を表示できるようにする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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