コロンビア大学の研究チームは、音楽を聴きながら歩いている人の身を守るため、近づく自動車の走行音やクラクションなどを認識して警告音で知らせるヘッドホンを開発した。
ヘッドホンやイヤホンを装着し、音楽プレーヤーやスマートフォンで音楽を聴きながら歩く人は多い。そうした歩行者は音で周囲のようすを把握できず、油断していると自動車にぶつかったりして危険だ。特に最近は優れたノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンなどが増え、さらに危険性が増している。
そこで研究チームは、マイクロホンで拾った音を解析し、注意すべき状況であれば音で装着者に警告するヘッドホンを開発した。機械学習アルゴリズムを適用することで、さまざまな騒音があふれる市街地でも、接近する自動車、クラクション、注意を促す叫び声などを認識して警告できるという。
この技術が実用化されれば、歩行者の負傷や交通事故死を減らせるとしている。
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