ディー・エヌ・エー(DeNA)は12月10日、タクシー配車アプリ「MOV(モブ)」において、利用者の多いと思われる場所をドライバーへ提案する機能「AI探客ナビ(仮称)」を試験提供してきたが、正式名称を「お客様探索ナビ」と決定し、商用提供を開始した。
お客様探索ナビは、運行中のタクシーから走行位置や車速などのデータを収集して道路交通情報を解析し、タクシーを利用したい人の多いエリアを予測。さらに、需要予測だけでなく供給予測も勘案し、その場所まで最適な経路を案内するそうだ。そのため、お客様探索ナビに従って走行すれば、効率的に利用者を探せるとしている。
DeNAは、同機能をAI探客ナビとして2018年11月から5回に分け実験し、実用性を検証。ドライバーからは「営業収入が上がり心強かった」といったフィードバックが得られたという。
なお、現時点でお客様探索ナビの提供エリアは、神奈川県横浜市の中区、西区、南区、神奈川区、保土ヶ谷区。ほかの地域でもデータ集積と実用性の検証に取り組み、順次エリアを増やしていく予定。
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