40kgの物を、まるで2kgしかない物のように持ち上げることを想像してみよう。それが可能だと約束するのが、ウェアラブルロボット「Guardian XO」だ。このロボットは、装着者が体を痛めたりけがをしたりすることなく重いものを持ち上げるのに役立つ。見た目は、SFに出てくる超クールなパワードスーツのようだ。
Guardian XOは、Sarcos Roboticsが20年前から開発してきた製品で、軍事用途や肉体労働が多い建設業などの業界向けに設計されている。2020年1月に最初のアルファ版モデルが米軍と一部の産業顧客に提供開始され、2020年後半には商用版が出荷開始される予定だ。XOはホットスワップ(電源が入ったままでの交換)対応バッテリーを搭載しているため、最大8時間にわたって連続駆動できる。自由度(DoF)は24あり、装着したまま普通に動ける。歩いたり、腕を頭の上に上げたり、しゃがみ込んだりしても、動きを妨げることがない。
Sarcos Roboticsによると、Guardian XOは最大200ポンド(約90kg)のものを安全に持ち上げられるよう補助する、世界初のバッテリー駆動ロボットだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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