JAXAベンチャーのDATAFLUCTは12月4日、野菜の収穫時期を予測して安定供給をサポートする「DATAFLUCT agri.」を、2020年2月より開始すると発表した。
契約栽培によって仕入れを行う食品加工業界、外食業界、青果専門商社がターゲットだ。
DATAFLUCT agri.は、契約栽培による仕入れ状況と市場の仕入れ状況をモニタリングすることで、野菜の安定供給をサポートするサービス。衛星画像データを用いて産地の生産状況から収穫時期を割り出し、市場取引価格データと気象データを活用して将来の市場取引価格をAI予測することで、仕入れコストを削減できるという。
同サービスを導入すると、例えば、特定の地域の契約農家が生産する野菜の生育が思わしくない場合において、あらかじめ他の地域で生産する契約農家からの仕入れを増やすことが検討できるようになる。また、市場価格予測情報を活用し、市場から調達をすることも検討可能。
たとえば、2週間後に漬物にする白菜を市場から調達するというケースの場合、2週間後の価格予測を確認し、大まかな原価がわかる。これにより、調達時期を調整するといった意思決定が可能となるとしている。
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