LIFULLは12月3日、Twitterの投稿から感情を定量的に分析し、住まいをレコメンドするサービス「LIFE WILL」を提供開始すると発表した。R&D部門LIFULL Labが開発した。
LIFE WILLは、Twitterの投稿内容200件のテキストが持つ感情を分析し、ユーザーの直近の感情と「ユーザーに足りていない感情」を12種類に分析・診断するサービス。その結果を基に、全国1800市区町村の中からおすすめ物件を紹介する。
開発をしたLIFULL Labは、外部パートナーとのオープンイノベーションで未来の可能性をプロトタイピングするLIFULLのR&D部門。LIFULL Labの研究領域である「未来のユーザインタフェース」と「Well-beingの計測」の研究成果をもとにしたプロトタイプ第1弾として提供する。
Well-beingの計測のWell-beingとは、ポジティブなだけでなく、ネガティブな感情も含めたさまざまな感情に触れる、感情の多様性「Emodiversity(エモダイバーシティ)」の概念を示すもの。LIFE WILLは、Emodiversityの考えに基づき、ユーザーが自身の感情に足りていない感情に出会える場所へ行ったり、街で暮らしたりすることで、もっとWell-beingになるのではないかというコンセプトから生まれたという。
予防医学研究者である石川善樹氏が監修を担当。最大200件のツイートを構文解析し、抽出した特徴量をもとに感情を分析する仕組み。「ドキドキ」「ワクワク」「ソワソワ」「ツンツン」といった12の感情の中で最も高い値のものが「ユーザーの感情」として選ばれ、「街の感情」も同様の手法を使い、各市区町村について書かれている最大100件のブログから収集したテキストをもとに、感情を分析するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス