イランではガソリンの値上げに抗議するデモ活動が続く中、数日間にわたりインターネットへの接続が遮断されている。遮断がいつ解除されるかは不明だ。CBS Newsによると、イラン政府がインターネットのほぼ全面的な遮断を開始したのは、現地時間11月16日のことだという。この遮断措置により、イラン全土で起きているデモ活動に関する国営メディアと政府の公式報道を除いて、インターネットへのアクセスができなくなった。
インターネットアクセス監視団体のNetBlocksの報告によると、イランにおける固定回線および携帯通信事業者経由のインターネットへのアクセスは、16日以降、ほぼ完全に遮断された状態が続いているという。
NetBlocksは11月20日付のツイートで、「#Iran(イラン)がほぼ全面的なインターネットの遮断を実施してから90時間がたったが、インターネット接続は通常のわずか5%という水準のまま動かない」と現状を報告した。
国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは19日、抗議活動とそれに続く政府の取り締まりで命を落とした人の数は、イランの21都市で100人以上にのぼるとの報告を受けたとしつつも、実際の死者の数はこれよりはるかに多い恐れがあると述べた。イラン政府は、抗議活動が始まった15日以降の逮捕者数や死傷者数を公式発表していないと、CBS Newsは伝えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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