レッジは11月18日、AI活用事例の検索プラットフォーム「e.g.(イージー)」を開発し、オープンベータ版をリリースしたと発表した。2020年初頭に正式版としてサービスの提供開始を予定しているという。
e.g.は、国内外のAI活用事例を網羅的に集め、分かりやすく解説した検索プラットフォーム。利用者は、事例を無料で検索・閲覧・保存することができ、事例掲載企業への問い合わせも可能。また、事例は大きく業界別、用途別、技術別の3つの要素で絞り込むことができ、求めている事例に短時間でたどり着けるとしている。
同社には、これまでのAIコンサルティング事業、メディアやイベント運営を通して、AI導入検討企業から「AIで何ができるのか分からない。どうやって勉強すればいいのか?」「◯◯業界でのAI事例はどういったものがあるのか?」「良いベンダーを知らないか?」といった声が寄せられていたという。しかし、いずれも基礎的なリテラシーを持っていなければ、検索して解決することが難しく、“何がわからないのかわからない状態”に陥っているという。
そこで同社は、AI活用事例がひとつのフォーマットに統一され、かつ検索作業もひとつのプラットフォーム上で可能になり、さらに産業・用途・技術の3つの軸で探せるようにすれば、AI担当者の負担を大きく軽減できるのではないかと考え、e.g.の開発に至ったと説明する。
現在の掲載事例数は400ほどで、今後も事例数を増やし、AI導入を検討している企業をサポートしていくとしている。また、AIプロジェクトを推進可能な企業やAIツールなど、AIプロジェクトを一歩進める一助となる情報を整理し、データベースをより強固にしていく予定だという。
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