フリーダムアーキテクツデザインが、注文住宅の完成イメージを見える化する新サービス「ミエール」の提供を開始する。11月13日、新サービスの概要を発表するとともに、同日から開始する新CMを公開した。
フリーダムアーキテクツデザインは、デザイン住宅を年間400棟も手掛ける設計事務所。現在約150名の設計者を抱え、設計事務所ながら、不動産仲介の部署を設け、土地探しから、設計、工事会社の手配までワンストップで提供している。
注文住宅の設計を手掛ける上で、施主とは設計図や立体図を使ってコミュニケーションをとっているという。しかし、フリーダムアーキテクツデザイン 代表取締役社長の鐘撞正也氏は「設計者自身は理解しているつもりで、お客様に提案してもお客様がピンときていなかったり、家ができあがってから齟齬が生じてしまうことが課題だった」と話す。
そこで開発したのが、動画化した3D図面を見られるミエール。VRサービスとして、住宅の提案段階から平面図面を3Dモデル化し、VRで歩き回ることに加え、3D図面を動画にすることで、自宅にいても完成イメージを視覚的に体験することが可能だ。
平面図では分かりづらい室内の奥行き感や天井高をVRで確認できるほか、空間デザインをよりリアルに体感でき、いつでもどこでも完成イメージを確認できることが特徴。フリーダムアーキテクツデザインのBIM技術使って内製化しており、利用は無料だ。
あわせて、新CMも公開した。イメージキャラクターに俳優の中村蒼さんを起用し、デザイン住宅でくつろぐ中村さんの様子が見られる。ウェブサイトのほか、タクシーサイネージ広告などを中心に展開していくという。
会場では、事前アンケートから作成した中村さんの理想の家をミエールで紹介。中庭やサウナ、バーベキュースペースなどが設けられた贅沢な内容で、金額は4億円とのこと。中村さんは「(そのくらい)だろうなという感じの完成度。図面で見るより何倍もいいと思う」とコメントした。
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