米政府は、人気のソーシャルメディアアプリ「TikTok」について、安全保障上のリスクがないか調査に乗り出した。米国時間11月1日に新たな報道で明らかになった。中国企業の字節跳動(バイトダンス)が所有するTikTokは、ショートムービーで米国をはじめ世界各国のティーンエージャーの間で大きな人気を博している。
Reutersによると、対米外国投資委員会(CFIUS)は、TikTokのアプリ、および運営会社のバイトダンスが2年前に約10億ドル(約1090億円)で実施した米国企業Musical.lyの買収について調査を始めたという。記事では、匿名の情報筋3人の話として、「Musical.ly買収時にTikTokがCFIUSの承認を求めなかった」ため、CFIUSが「今になって調査の対象」にしたと伝えている。
TikTokはこの数週間、データの保存方法やコンテンツの検閲の有無に関する懸念をめぐって、米連邦議会議員から批判を受けてきた。TikTokは10月25日、「一部の特定の問題について誤解を解く」ためとして、自己弁護する声明を発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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