Microsoftは人工知能(AI)技術を活用して、音声チャットやミーティングのクローズドキャプションのコンピュータによる自動生成、ユーザーの話を聞くだけでto-doリストを作成するアプリ、人々の会話をリアルタイムで翻訳するアプリの学習に取り組んでいる。今回取り組むのは、背景ノイズだ。
同社は米国時間11月4日、道端や作業現場、コーヒーショップで誰かとビデオチャットや通話をする際に聞こえることの多い、耳障りな環境ノイズを除去する新しい方法を考案したことを明らかにした。ビデオサービス「Microsoft Stream」に組み込まれたこの新技術は、「たった1回のクリックで背景ノイズを簡単に抑える」ことができるという。
「非常に耳障りだ」と、MicrosoftのStream担当マーケティングマネージャーを務めるChristina Torok氏は背景ノイズについて述べた。同氏によると、同社はこの新技術を、混雑したカンファレンスホールや建設現場などでテスト済みだという。
「ビデオにインテリジェンスを取り入れて、ユーザーにとって使いやすいものにする方法を考案しようと常に努めている」と同氏は述べ、今回の新技術を、「Skype」を通じて企業顧客や一般ユーザーに既に提供されている、人気の高いMicrosoftの背景ぼかし技術になぞらえた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」