2019年第3四半期の世界スマートフォン出荷台数は、前年同期比2%増の3億6630万台に達した。調査会社Strategy Analyticsは米国時間10月31日、2年ぶりのプラス成長だと発表した。
Strategy AnalyticsのLinda Sui氏は発表の中で、「世界スマートフォン市場は、2017年第3四半期以来初めて上向いた」として、スマートフォンに対する需要は、価格競争と「大画面や5G接続などの新たな技術革新」により回復していると述べた。
Strategy Analyticsによると、7〜9月の3カ月間、サムスンは世界最大のスマートフォンメーカーという地位を維持し、7230万台のスマートフォンを出荷して、世界市場の21%を占めたという。Appleは、「iPhone」の出荷台数が4560万台、市場シェアが12%で3位に入った。
だが、明らかに驚異的な躍進を遂げたのは、2位を固守した華為技術(ファーウェイ)だった。議論の的になっているこの中国テクノロジー企業は、第3四半期に6670万台のスマートフォンを出荷し、過去最高となる18%のシェアを占めた。
Strategy Analyticsによると、「ファーウェイは、北米や西欧といった主要地域における規制に伴う不確実性を埋め合わせようとして、第3四半期に本拠地の中国で急伸した」という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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