タニタ、測定結果をスマホ連携できる体組成計「RD-911」など発売へ--脈拍測定機能も

 タニタは10月29日、デュアルタイプ体組成計の新モデルとして、インナースキャンデュアル「RD-910」と「RD-911」の2機種を11月1日に発売すると発表した。市場想定価格は、RD-910が1万9800円(税別)、RD-911が2万4800円(税別)。

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 近年話題となっている「筋活(=筋肉を増やす活動)」など、からだづくりや体調管理に積極的に取り組む30〜50代の男性をメーンターゲットに、2機種合計で初年度2万2千台の販売を計画している。

 どちらも、体重や体脂肪率、筋肉量に加え、筋肉の状態を評価する「筋質点数」(筋肉組織の状態を筋質と名付け、電気的に評価したもの)、体調管理や効率的なトレーニングに役立つ「脈拍」など多彩な計測機能を備えている。

 いずれも医療現場で培ったテクノロジーである2つの周波数の電流で計測する「デュアル周波数計測技術」を搭載した家庭用体組成計のハイスペックモデルとなっており、「量」と「質」の両面からからだの変化を見える化することが可能。

 加えて、Bluetooth通信により全11項目(RD-911の場合)の計測結果をスマートフォンに転送し、対応アプリで管理できる。

 同社は、2015年に筋肉の状態を評価する新指標として筋質点数を開発。これを計測・表示できる体組成計を発売している。今回発売する新商品では、筋質点数の計測・表示機能を継承しながら、対応アプリ「ヘルスプラネット」上で筋肉量と組み合わせた筋肉の総合評価をできる機能を追加するなど、より詳細なからだの見える化を実現。

 これを基に運動と食事、休息におけるアドバイスもあわせて表示するため、「筋活」の効果を確認できるとともに、より効率的に取り組めるという。

 なお、筋質点数は加齢や運動習慣以外に、トレーニングによる筋肉の炎症や疲労といったからだのコンディションを反映する傾向がある。そのため、筋質点数の変化をチェックしていくことで、スポーツの試合や大会当日に向けたパフォーマンスのピークの調整などにも活用可能。

 さらに新商品では、乗るだけではかれる家庭用体組成計としては国内メーカーで初めて「脈拍測定機能」を搭載した。体組成の計測と同時に脈拍を測定して表示する。脈拍を把握することにより体調管理に役立てられるほか、ヘルスプラネット上では測定した平常時脈拍数から、自動的に最適な「運動時目標脈拍」を算出し、トレーニング負荷のコントロールにも活用できる。

 デュアル周波数をイメージした2本の光るラインを縦に配し、先進性や未来を感じさせるデザインを採用。JIS基準をクリアした国内自社工場で製造する日本製商品となっている。

 計測項目はRD-910が体重(最小表示100g)、体脂肪率(判定付き)、筋肉量(同)、筋質点数(同)、内臓脂肪レベル(同)、推定骨量(同)、BMI(判定付き)、脈拍数の8項目。RD-911では、体重(最小表示50g)、体脂肪率(判定付き)、筋肉量(同)、筋質点数(同)、内臓脂肪レベル(同)、推定骨量(同)、基礎代謝量(同)、体内年齢、体水分率、BMI(判定付き)、脈拍数の11項目となる。

 計測結果は、標準値と比較して判定が行われ、良好な状態の判定は液晶画面のバックライトが「緑」に、やや注意が必要な判定は「黄」に、注意が必要な判定は「赤」に点滅し、結果が直感的に把握できるようになっている。

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