J-WAVEは10月1日、インターネットオーディオ事業を展開する新会社である「JAVE(ジェイブ)」を設立したと発表した。代表取締役には、J-WAVE代表取締役社長の中岡壮生氏と佐坂吾郎、ほか1名が就く(共同代表)。社名である「JAVE」は、電波(WAVE)ではないことを表現しているという。
同社では、マスからネットへ、受像機・受信機からスマートフォンへと、メディア接触の形態は急激に変化し、目前に迫った5G・IoT時代には、さらなるメディア環境の変化が予想されていると説明。また、スマートフォンやスマートスピーカーの普及だけでなく、今後登場するさまざまなウェアラブルデバイスやコネクテッドカーなどの分野においても、音声コンテンツや音声ユーザーインターフェースの需要は確実に高まると予想している。
さらに、国外ではSpotifyが2019年中に最大5億ドル(約550億円)の費用を投じて音声ベンチャーを買収するなど、インターネット音声コンテンツ市場は世界規模でさらに過熱していく兆しがあると説明する。
新会社では、このような新しい時代に向けて、これまでの地上波放送とは異なるまったく新しい音声ビジネス領域に取り組むとしている。同社の放送事業とのシナジーを生かしつつ、インターネットに最適化されたコンテンツやプラットフォーム開発で新たな事業領域に進出したい考えだという。
具体的には、インターネット音声プラットフォーム事業やオリジナル音声コンテンツおよび、企業のブランデッド音声コンテンツの開発。そして、音声テクノロジー開発・VUI(VOICE USER INTERFACE)開発と技術提供をビジネスプランとしている。
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