Googleは9月10日、世界中の美術館を鑑賞できるサービス「Google Arts & Culture」において、日本食をテーマとしたオンライン展示「Flavor of Japan」を公開した。
食文化を紹介するシリーズは、スペイン、ナイジェリア、イタリアに続く4つめだという。
農林水産省をはじめとする20のパートナーや企業との協力のもと実現した。3000以上の高解像度の画像や動画、さらにストリートビューを用い、100を越えるオンライン展示を日本語と英語で楽しめる。
そばやうどんといった身近な日本食がどのようにして生まれたのか、その歴史や背景を学べるほか、精進料理に込められたメッセージ、宇宙での“産地地消”を目指すJAXSA主導の未来の食の姿など、さまざまなさまざまな切り口から日本の食を紹介している。
また、浮世絵やマンガに描かれた食のシーンから食事が果たしてきた役割を再考したり、日本の台所として知られる大阪の屋台を巡ったり、300件もの飲み屋が軒を連ねるゴールデン街を探索したりできる。
日本の食文化を紹介するFlavor of Japanは、前農林水産省大臣の齋藤健氏と、Google Arts & Culture 統轄のアミット スード氏が意気投合してやろうとスタートしたものだという。2018年から1年余りの準備期間を経て公開に至った。今後さらにコンテンツを拡充し、フェーズ2、3を計画しているという。
齋藤氏は「日本の食は世界で大きく広がっていくチャンスを迎えていると思っている。日本の人口は減るが、世界の人口はどんどん増える。2020年は日本に4000万人の訪日客が訪れるといわれている。来日の一番の目的は“食”。可能性が世界に広がっていると思う。Googleがこういうすばらしい企画してくれたことは大きなチャンスにつながる」とコメントした。
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