Microsoftは米国時間8月30日、「Chromium」ベースの「Microsoft Edge」ブラウザーで「Adobe Flash」プラグインのサポートを終了する計画をアップデートした。
新しいChromiumベースのEdgeブラウザーからFlashを排除すること自体に変わりはないが、同社はその時期を、Googleが2017年に発表した計画に合わせることにした。2017年と言えば、Adobeが2020年末でFlashのサポートを終了すると発表した年だ。
Adobeの発表を受け、Microsoft、Apple、Mozillaの各社も、それぞれのブラウザーでFlashのサポートを終了することを明らかにしていた。ただし、これらの発表は、MicrosoftがEdgeHTMLベースのEdgeの開発をやめ、Chromiumベースで新しいEdgeを開発することに決めた2018年12月より前に行われたものだった。
「次期バージョンのMicrosoft Edge(Chromiumベース)では、他のChromiumベースのブラウザーと同じスケジュールでFlashのサポート終了に向けた取り組みを進める」と、Microsoft Edgeのシニアプログラムマネージャーを務めるColleen Williams氏は説明した。
「Flashはデフォルトで無効にされ、ユーザーはサイトごとにFlashを再び有効にすることが必要になる。そして2020年末に、Flashはこのブラウザーから完全に排除される」(Williams氏)
Microsoftの計画は、「Chrome」からのFlash排除に向けたロードマップに記載されたGoogleの現行のスケジュールと一致している。7月にリリースされた「Chrome 76」からは、以前にFlashを有効にしていたサイトでも、アクセスするたびにFlashを有効にしなおす必要がある。ChromeでFlashのサポートが完全に終了するのは2020年12月の予定だ。
Microsoftはまた、現行のEdgeと「Internet Explorer 11」におけるFlashの扱いに関する計画にも変更を加えた。これまでの計画では、Flashをデフォルトで無効にし、サイトごとにFlashの利用を許可しなければFlashを有効にできないようにする変更を、2019年中旬から下旬にかけて実施する予定だった。
だが、「(EdgeHTMLベースの)Microsoft EdgeとInternet Explorer 11では、デフォルトでFlashを無効にする変更を行わないことにした」とWilliams氏は述べている。
ただし、この2つのブラウザーからFlashを排除する時期は、当初の計画どおり2020年12月になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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