米証券取引委員会(SEC)は米国時間7月24日、Facebookに1億ドル(約108億円)の制裁金を科すと発表した。SECはFacebookのユーザーデータの取り扱いについて調査しており、この制裁金は、この調査に関する和解の一環として科されたものだ。投資家保護を業務とするSECは、Facebookのこれまでの情報開示は、開発者や第三者がFacebookのポリシーに違反し、ユーザーの許可を得ずに情報を取得する可能性があることに関して、警告が不十分だったと結論づけた。
Facebookは、実際にはデータが悪用されていたことを知りながら、「ユーザーデータが悪用されるリスクを単なる仮定の話として提示した」と、SECは声明で指摘した。
SECが米連邦取引委員会(FTC)をはじめとする他の連邦機関と共にFacebookの調査を開始したのは、2018年7月のことだ。Facebookは同年3月に、Donald Trump大統領の選挙運動に関わったデジタルコンサルティング企業のCambridge Analyticaが、最大で8700万人分のFacebookユーザーの個人情報に不適切な方法でアクセスしていたことを明らかにしており、連邦機関の調査はこれを受けたものだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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