VAIOは7月9日、1月に発表した「ロボット汎用プラットフォーム」を活用した初の自社コミュニケーションロボットとして、「おはなしコウペンちゃん」(仮称)の製品化を決定したと発表した。2019年内の発売を目指す。
ロボット汎用プラットフォームは、コミュニケーションロボット開発を効率的に実現するためのオールインワンプラットフォーム。ロボット開発には、ハードウェア・ソフトウェア設計、クラウドサービス活用、発売後の運用など、その開発や準備にとても困難が伴い、1企業がロボットを作ろうとしても、費用や時間が必要以上にかかってしまうという課題がある。
同プラットフォームは、こうした課題と向き合うもので、ロボット開発、ロボットサービスの提供を検討する企業に対して、短期間で効率良く、一括してソリューションを提供することが可能。なお、ハードウェアについては「Middle」「Simple」「Mini」(博報堂の協力の下、7月から追加)の3種類を用意している。
今回製品化が決定した「おはなしコウペンちゃん」は、同プラットフォームの「Simple」を活用した初めての事例になる。なお、「コウペンちゃん」は、イラストレーターの「るるてあ」氏が描く、コウテイペンギンの赤ちゃん。日常の小さな出来事ひとつひとつに「えらい!」と励ましてくれるキャラクターだ。
2019年1月にロボデックスに「コウペンちゃん」を活用したコミュニケーションロボットを参考出品したところ、製品化を希望する多くの声があったことから、この度「おはなしコウペンちゃん」の発売を決定した。
同社では、同プラットフォームの提供を通じ、EMS事業のさらなる拡大、ひいてはロボット産業の活性化に寄与することを目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス