ホームセキュリティ「リーフィー」にサブスクモデル--月980円~、異常検知でブザーも

 ホームセキュリティのサブスクリプションサービスが始まる。Strobo(ストロボ)は7月11日、後付けホームセキュリティ「leafee(リーフィー)」を初期費用0円、月額980円〜で使用できる「サブスクプラン」の提供を開始。14日間の無料体験も用意する。工事不要の後付けOKの簡単設置とあわせ、1〜2人暮らしの家庭など、今まで価格や設置の問題で、ホームセキュリティを導入しづらかった家庭への導入を打ち出す。

 リーフィーは、ゲートウェイとなる「leafee hub(リーフィーハブ)」と窓用の開閉センサー「leafeeセンサー」から構成されるホームセキュリティ機器。開閉センサーの開閉状況をゲートウェイがBluetooth接続で確認し、インターネット経由で専用アプリから確認できる。近日中には動きを検知する人感センサーも発売する予定だ。

左から、窓用の開閉センサー「leafeeセンサー」、ゲートウェイとなる「leafee hub(リーフィーハブ)」と近日発売予定の人感センサー
左から、窓用の開閉センサー「leafeeセンサー」、ゲートウェイとなる「leafee hub(リーフィーハブ)」と近日発売予定の人感センサー

 leafee hubは「外出警戒モード」「在宅警戒モード」設定中にセンサーが異常を検知すると、大音量のブザーで警報することが特徴。「防犯に特化したホームセキュリティ」とStrobo 代表取締役の業天亮人氏は話す。

 Stroboでは約2年にわたり、リーフィーを機器費用8060円~、月額980円〜で提供するプランを提供してきた。業天氏は「設置工事や初期費用が、ホームセキュリティ導入のハードルになっていると感じていた。戸建ての自宅やマンションを購入するタイミングでは、入りやすいが、そのタイミングを逃してしまうとなかなか導入に踏み切れない。しかし進学や就職で上京してきた人やオートロックのマンションから引っ越した人など、ホームセキュリティを強化したいと考えている人は意外と多い。そういう人たちに向け、もっとも入りやすいシステムを提供したいと思った」と、サブスクプランの導入に至った背景を話した。

 2年間に及ぶ販売経験から、ホームセキュリティの必要性や普及率を検証。使用頻度が高く、解約率が低いという結果が得られたため、サブスクプランの導入を決めたという。

 「従来のホームセキュリティの導入は地域や世帯が限られており、普及率は3%程度という調査結果もある。しかし入りやすいホームセキュリティシステムがあれば、この普及率は引き上げられるはず」と業天氏は市場の広がりを予想する。

 過去2年間の販売では、不動産管理会社やサブスクリプション型住宅を提供する「OYO」のライフサービス「OYO PASSPORT」に採用されるなど、BtoBでの販売実績も積み上げてきた。「ブザー警告音は、不動産管理会社の方から、不審な窓の開閉を検知したらブザーが鳴ったほうがいいと指摘され、改善したもの。調べてみると、ブザーが鳴るタイプは数が限られており、防犯に特化したleafeeならではの特徴になった」と話す。

 また、サブスクプランの導入による強みとして業天氏は「お客様との密接なつながり」を挙げる。アプリ内には、サポート導線を用意しており、問い合わせには数時間以内対応する仕組みも整える。「従来の売り切り型のビジネスでは、購入時がお客様体験のピークになってしまっていた。しかし大切なのは購入時よりも使用時。使用時にきちんとやりとりができる仕組みを用意することで、機能改善などのアドバイスをきちんともらえる。もちろんクレームもいただくが、それもお客様の大切な声。適切な機能改善につなげていきたい」と期待を寄せる。

 「ホームセキュリティは、契約期間の縛りがあったり、工事が必要だったりと、後付けやアップグレードがしづらかった。leafeeは、そうしたハードルを全て無くし、さらに、ホームセキュリティに機能を特化することで、使いやすさと低価格を実現している。防犯性能を求めるお客様にとって、最適なサービスとして展開していきたい」(業天氏)と今後について話した。

 今後は、通常の売り切り型プランとサブスクプランを併売していくとのこと。約2年間で約10万台の販売を予定している。

Strobo 代表取締役の業天亮人氏
Strobo 代表取締役の業天亮人氏

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