Appleは米国時間6月25日、Axiosの取材に対し、自動運転技術を手がけるスタートアップDrive.aiを買収して同社のエンジニア数十人を雇い入れたことを認めた。買収金額は明かされていない。
Drive.aiは2015年に創業、カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置く。Axios によると、企業価値が2億ドル(約210億円)と評価されたこともある。
2018年7月には自動運転車による配車パイロットプログラムをテキサス州フリスコで開始し、同年10月には2件目のパイロットプログラムを同州アーリントンで開始していた。このプログラムは一般市民に開放され、市中心部の決められた乗降場所にあるキオスク端末かDrive.aiのアプリを使って車を呼べるようになっていた。
Axios によると、Drive.aiは複数の潜在的な売却先と交渉したが、最終的に買収に関心を持っているのがAppleだけになり、今回の取引が成立した。AppleはDrive.aiの自動運転車や他の資産も買収したとされる。Drive.aiは2週間前から業務を停止しているという。
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