スマートゲートは6月12日、同社が提供するオンライン診療システム「スマートキュア」において、iPhoneなどのモバイル端末とJRCSの電子聴診器「JPES-01」を使用し、スマートフォンによるオンライン聴診を実現したと発表した。
スマートキュアは、シスコシステムズのクラウド会議サービス「Cisco Webex Meetings」を組込むフルHD動画・4K静止画に対応したオンライン診療システム。通院に代わるD2P(医師to患者)の遠隔診療システムでなく、with Nurse(介護職や看護師のサポート)による高齢者施設・在宅診療での利用も可能。
なお、電子聴診器「JPES-01」は、一般の聴診器に極めて近い音色を再現できるため、初めて電子聴診器を使用する医師にも違和感が少なく、早期のシステム導入が可能だという。さらに、スマートキュアによって、複数医師による同時聴診、録音、共有も可能となっている。
同社によると、オンライン聴診は心臓疾患、肺炎、喘息、肺気腫に代表される慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの救急の判断、重症疾患の予測に限らず、救急搬送を未然に防ぐ手段としての使用にも期待しているという。
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