Microsoftは「Xbox」のプレスカンファレンスで、次世代Xboxゲーム機「Project Scarlett」について発表した。「Xbox One X」よりも4倍高性能で、ロード時間の短縮やグラフィックス性能の強化に期待できるという。
Project Scarlettは2020年のホリデーシーズンに、宇宙戦争ゲームの最新作「Halo Infinite」とともにリリースされる。
Xboxの責任者を務めるPhil Spencer氏は、ゲーム見本市「Electronic Entertainment Expo(E3)」を前にロサンゼルスで開かれたMicrosoftの発表会で、「『Xbox One』と『Windows』PC向けの数千ほどのゲームを開発中だ」と述べた。
Microsoftはこの発表会で、CD Projekt Redの「サイバーパンク2077」やMicrosoftの「Gears 5」などをはじめとする60本超のゲームタイトルを披露した。このうち14作品は、Microsoft傘下の開発部門Xbox Game Studiosが手掛けたものだと同社は述べた。30を超えるゲームタイトルが、Microsoftのサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」で登場するという。
Microsoftは、「Project xCloud」についても説明した。インターネットを介してユーザーにゲームを配信するサービスで、Googleの「Stadia」に対抗するものとなりそうだ。
Microsoftによると、xCloudはスタンドアロンのビデオゲームサービスとなるのではなく、既存のXboxと連携し、ユーザーが自宅にいる時や移動中に携帯端末でゲームをプレイできるように支援するものになるという。この新サービスは、2019年中にパブリックテスト段階に入るという。
同社は、サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」についても新たな準備を進めている。Microsoftによると、「Xbox Game Pass for PC」は月額9.99ドル(約1000円)で、米国時間6月9日にパブリックテストを開始するという。このサービスは、「Xbox Game Pass for Console」「Xbox Live Gold」、Xbox Game Pass for PCを合わせた月額14.99ドル(約1600円)の「Xbox Game Pass Ultimate」サービスに含まれるという。
さらにMicrosoftは、Double Fine Productionsを買収すると発表した。Double Fine Productionsは人気の高いビデオゲームを開発しており、待望の新作アドベンチャーゲーム「Psychonauts 2」がいずれリリースされる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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