ビジネスにおいては、なにかと「論理的思考」が重要視されてきたし、実際、論理的思考も大切ではあるが、それだけでは新しいアイデアを生み出し発展させることは難しい。そこで、常に論理に落とし込んで仕事を進めていくのではなく、手描きのスケッチ(絵)から始まる「デザイン思考」が重要になる。
ちょっとした「妄想」から始まるビジネスは、これまでにもたくさんあった。それらは、最初から論理の枠に当てはめられていたわけではなく、元は、なにかしらもやもやした、形をなさない頭の中のアイデアだったはずだ。それらを取り出し、論理に結びつけて、実現可能なものに変えていくのが、本書で示されている「ビジョン思考」だ。
まずは、紙とペンで簡単に始める。絵や文字や記号で、思いつきを書き出していく。思いついた時に書いておく。そのあとは、書いたものを実現可能なアイデアに発展させていく必要があるが、そこまでの道筋や方法も本書でしっかり学べる。デザイン思考やビジョン思考という言葉にとらわれすぎず、一歩踏み出してみれば、従来の頭の固い自分に気づかされ、新しい視界が広がるだろう。そうなれば、次の一歩からはわくわくしながら進める。
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