朗読劇の後半では“LIVE本番編”を披露。ステージに出る直前のアイドルたちの光景を描いたもので、その意気込みとプロデューサーへ感謝の気持ちを伝える内容となっていた。そして16人でクリスマスをイメージさせる「SNOW FLAKES MEMORIES」、そして「Let’s get a chance」を明るく歌い上げた。
終盤では、アンコールに応える形で再登場する際、全員がおそろいの新衣装「ビヨンド・ザ・ブルースカイ」をまとい、円陣を組んだ状態で中央から登場。「シャイニーカラーズ!」の掛け声とともに手を掲げると大歓声が沸き上がった。そして再度Spread the Wings!!を披露。同じ楽曲でも、統一された衣装でより一体感のあるものとなっていた。さらに、シャイニーカラーズのこれからを象徴する曲という説明とともに、新曲「Ambitious Eve」を初披露。未来を切り開いて進んでいくような疾走感あふれる曲と歌い上げた。
終わりの挨拶において、始まりでもあった9日では、喜びや笑い、涙も少しありつつ、演じるアイドルの一言とあわせて感謝の気持ちを伝える形ではあったが、10日夜では最終公演とあってか、本番前まで不安を抱え緊張していたことや、演じるアイドルやユニット、シャイニーカラーズのメンバーに出会えたこと、そして集まったプロデューサーさんへの感謝の言葉が紡がれ、場内もその言葉をしっかりと聞きつつ惜しみない拍手が贈られていた。
感極まるキャストも少なくなかったが、最後に挨拶したイルミネーションスターズの3人は、感謝とともに未来に向けた第1歩を踏み出せたことを語り、なかでも関根さんが「これからもずっとずっと、ずっと羽ばたいていきます。プロデューサーさんと一緒に!」と飛躍を誓う声を上げると、大きな歓声に包まれていた。そしてライブステージの終了を惜しむかのようにラストナンバーである「Multicolored Sky」を歌った。
シャニマスはアイドルマスターシリーズの新作という形でリリースされたなか、いきなり人気を獲得していたわけではなく、ゲームとして見れば少し敷居が高く難しい部分もあるなか、遊び続けている熱量の高いプレーヤーと、アイドル(キャラクター)のビジュアルやストーリーなどコンテンツとして展開によって魅力が徐々に広がっていき、ファーストライブでは満員で埋め尽くすまでに至ったものと感じている。
こと9日を見た段階で、初の大舞台でも堂々としたパフォーマンスを披露しユニットとしてのパワーも感じる一方で、どこか丁寧なステージだったという印象も持っていた。しかしながら、10日夜の部では伸び伸びとしたステージが展開されたのも印象的だった。ゲーム中ではオーディションに合格するとライブステージを行いパラメータが上がるため、まさにそのようだった……というにはこじつけな気もするが、キャストによっては明らかに歌声が強く出て響き渡るようになり、動きやステップが大きくなったり軽やかになり、何より表情豊かに、歌を楽しんでいることが伝わってきたのが強く印象付けられた。この公演のなかでも大きな成長を感じられ、これから飛躍していく姿を楽しみにしたいと思えるライブとなっていた。
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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