Appleは正式には新iPhoneの発表日を明らかにしていない。だが、年に1度のイベントのタイミングはほぼかたまっている。AppleはiPhoneシリーズの最初の数世代は6月に発表していたが、2012年の「iPhone 5」からは9月初旬に切り替えた。定期的にアップデートしない「iPhone SE」は別として、それ以来このタイミングは変わっていない。それが2018年に変わると予想する理由はない。
一部のアナリストによると、AppleがiPhoneの命名法で「S」シリーズを復活させるという。「iPhone XS」(過剰という意味の「excess 」と同音だ)と「iPhone XS Plus」になるというのだ。あるいは、数字で「X2」になるかもしれない。
これらが「iPhone 11」になる可能性もある。また、Appleが、少なくとも低価格のXではない機種で、数字を完全に捨てる可能性もある。同社がエントリーレベルのタブレットの新機種を毎年ただ「新しいiPad」と呼んでいるように。
いずれにしても、2017年9月にAppleがiPhone 8および8 Plusと一緒にiPhone Xを発表した段階で、「iPhone 9」の可能性はなくなったとわれわれは考えている。
複数の情報筋が、2018年のiPhoneの最低1台は液晶ディスプレイになるとみているが、どの機種が有機ELになり、どの機種が液晶になるのかについてはうわさが分かれている。
複数のテクノロジ系ブログ(Patently Apple、BusinessKorea、そして再びPatently Apple)は1台は液晶になると指摘している。これらのブログは、Appleが次期iPhone Xの価格を下げるために、有機ELから液晶にダウングレードするとしている。BusinessKoreaはより具体的に、6.1インチのiPhoneは、LGの「G7 ThinQ」と同じ「MLCD+」ディスプレイを採用するという予測を報じた。
The Wall Street Journalも同様に、高くない液晶iPhoneは高い有機ELのiPhoneよりよく売れる見込みだと報じた。同メディアは、Appleは2台の有機ELディスプレイのiPhoneと1台の液晶iPhoneを今秋に発売するが、液晶モデルの方が多く売れるとみて供給量を増やすと予測した。
Appleの製品予測で知られるMing-Chi Kuo氏は7月初旬、この予測を支持した。同氏は、2018年のiPhoneのラインアップを、5.8インチの有機ELのiPhone、6.5インチの有機ELのiPhone Plus、6.1インチの安い液晶iPhoneと予測した。
Kuo氏は、2018年のiPhoneシリーズは現行のフルスクリーンのフラグシップ端末のデザインを踏襲すると予測する。IHS Markitのアナリスト、Jusy Hong氏は、(液晶端末を含む)3機種すべての外観はiPhone Xと同じだと予想する。
中国語メディアEconomic Daily Newsを基にしたMacRumorsの報道によると、新iPhoneのうちの1台は、背面カメラのレンズアレイが3つあるという。こうしたカメラは、ズーム機能と薄暗い環境での画像品質が向上するとこの記事は示唆している。ファーウェイのP20 Proの背面カメラのレンズアレイも3つだ。
このうわさは、ForbesがハイエンドのiPhone X Plusには垂直に3つのレンズが並ぶと予想したことで勢いを得た。
一方で、3レンズカメラは2019年まで登場しないとする報道もある。その報道では、この3つのレンズはAppleが積極的に追求中の拡張現実(AR)で利用するための深度マップのためにあるという。
待望の「iPhone SE」の後継機が2018年に出るといううわさが高まっている。最近の報道では、AppleはiPhone SEの4インチ画面の筐体にiPhone XのTrueDepthカメラを搭載するある種のハイブリッドモデルを開発中とされている。
9to5Mac.comの報道では、スマートフォンケースメーカーのOlixarが小さなiPhone向けのベゼルの狭い画面保護シートのプロトタイプを製造したという。このシートにはiPhone Xにあるような切り欠きがあるという。この記事の前に、TigerMobiles.comとOnleaksが「iPhone SE2」と呼ぶ端末のCAD画像をリークした。
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