ドコモ冬春モデル、2画面スマホが注目される理由--高畑充希さんらが使いたいサービスは - (page 2)

個人間でクルマを共有できる「dカーシェア」やAIサービスのデモも

 サービス関連では、個人間でクルマを共有できる「dカーシェア」、新たな映像サービス「dTVチャンネル」「ひかりTV for docomo」、通話音声の中から自身が話した内容をテキスト化して保存してくれるサービス「おはなしメモ」を発表した。

●個人間の取引もサポートする「dカーシェア」

 dカーシェアは、カーシェアリング事業者が提供する「カーシェア」、個人間カーシェアリングの「マイカーシェア」、国内主要レンタカー事業者が提供する「レンタカー」の3つのサービスを1つのプラットフォーム上で利用できるのが特長だ。11月8日から提供を開始する。

 月額利用料は無料で、都度払い。1回の支払ごとに、100円(税抜)につき1ポイントのdポイントが貯まる。365日、24時間、最短15分から、用途や場所、利用日にあわせて、好きな車を選んで利用できる。


カーシェアリング事業者が提供する「カーシェア」、個人間カーシェアリングの「マイカーシェア」、国内主要レンタカー事業者が提供する「レンタカー」の3つのサービスを1つのプラットフォーム上で利用できる

 提供開始時に利用できるのは、オリックス自動車の「オリックスカーシェア」だ。基本料金やガソリン代は不要で、15分単位で220円(税込)から、または6時間パックなどdカーシェア専用料金プランを利用できる。

 マイカーシェアは、個人間のカーシェアリングサービスだ。オーナーは、まず車に関する情報、受渡場所、料金等を登録する。ドライバーは、dカーシェアアプリ上で直接オーナーに申込み、予約と同時に、車両補償や対人賠償、対物賠償等に1日単位で申し込める「1日自動車保険」に加入する。

事業者やサービスを問わず、空いているクルマを探せる
事業者やサービスを問わず、空いているクルマを探せる

 その後オーナーとのチャットにより、決めた場所で車の受け渡しをするしくみだ。利用にあたっては、オーナーとドライバーの相互評価が確認でき、決済はdカーシェアを通じて行う。オーナー登録受付は11月8日、ドライバーとしての予約受付は、12月7日を予定している。

●30以上の専門チャンネルが見放題--「dTVチャンネル」

 dTVチャンネルは、スマートフォンなどで30以上の専門チャンネルが見放題となる映像サービスだ。また、光回線を利用して自宅や外出先で50以上の専門チャンネル、地上・BSデジタル放送に加え、約16万の映像コンテンツがオンデマンドで視聴できるひかりTV for docomoを2018年1月以降、順次提供する。

スマートフォンなどで30以上の専門チャンネルが見放題となる「dTVチャンネル」
スマートフォンなどで30以上の専門チャンネルが見放題となる「dTVチャンネル」

 利用料金は、ドコモの回線を利用中のユーザーなら、dTVチャンネルは月額780円(税抜)。またdTVチャンネルを「dTV」(税別:月額500円)とセットで利用すると毎月の料金の合計額から300円を割引し、月額980円(税抜)でdTVチャンネルとdTVが楽しめる。

 ひかりTV for docomoは、ドコモの回線を利用中のユーザーは月額2500円(税抜)から。さらに、「DAZN for docomo」とのセット割引も用意する。サービスの提供開始は、2018年春を予定している。

 さらに、ひかりTV for docomoをはじめとするドコモのすべての映像サービスなどを自宅のテレビで視聴するためのセットトップボックス「ドコモテレビターミナルT」も開発した。2018年1月に発売予定だ。

ドコモテレビターミナルも発売する
ドコモテレビターミナルも発売する

●自動で発話内容をテキスト化--「おはなしメモ」

 おはなしメモは、通話時の自身の発話内容をテキスト化し、手元のスマートフォンに保存できるサービスだ。まずはトライアルとして10月18日~2018年3月31日まで提供される。料金は無料。

 Google Playより「おはなしメモ」アプリをダウンロードし、アプリ初回起動時に利用規約に同意する。すると、特にアプリの起動といった必要はなく、通話時の自身の発話内容をテキスト化して保存できるようになる。

自動で発話内容をテキスト化する「おはなしメモ」
自動で発話内容をテキスト化する「おはなしメモ」

 ログは自動で保存され、メールのように一覧できる。相手の声はテキスト化されず、自分が話したことだけがテキスト化される。基本的にすべてテキスト化されるが、くだけた話し言葉は得意としない。約束の時間や電話番号など、主にメモしたい大事なことをはっきりと復唱して利用することを想定している。

 これにより、たとえば外出先で手がふさがっているような手書きメモをとれない場合でも、発話内容をテキストで残すことで伝達ミスを減らせるのではないかとしている。

 なお、テキスト化したデータは、スマートフォン内に保存されるだけでなく、メールやスケジュールなどのアプリと連携し、共有可能だ。

●ドコモが本格的に乗り出した「AIエージェントサービス」

 このほかにも、2018年春に本格提供を予定しているAIエージェントサービスについて、イメージビデオで紹介した。

 たとえば、目覚ましのアラーム(スマートフォン)が鳴る。起こされた人がふとスマートフォンを見ると、いつもより30分早いことに気づく。するとスマートフォンが「今日は雨です。いつもは駅まで自転車だけれど、今日は徒歩ですよね」と話しかけてくる──といった具合だ。

 自然な対話に加え、天気とスケジュールに合わせた最適なプランを提案する「先読み」機能と行動パターンを把握して利用者に合った情報を提供する「パーソナライズ」を特長とする。

2018年春に本格提供を予定しているAIエージェントサービス
2018年春に本格提供を予定しているAIエージェントサービス

 NTTドコモは6月にAIエージェントを実現するための「AIエージェントAPI」を開発したことを発表し、さまざまなパートナー企業と新たなサービスを共同開発する「ドコモAIエージェント・オープンパートナーイニシアティブ」を打ち出した。

天気とスケジュールに合わせた最適なプランを提案する「先読み」機能と行動パターンを把握して利用者に合った情報を提供する「パーソナライズ」が特長だ
天気とスケジュールに合わせた最適なプランを提案する「先読み」機能と行動パターンを把握して利用者に合った情報を提供する「パーソナライズ」が特長だ

 「NTTグループのAIに加えて、パートナーとサービスを作り上げていきたい。20社を超えるパートナーと話をしている」(吉澤氏)と説明した。

 なお、2018年のサービスに先駆けて、dヒッツやラジコの一部機能を声で操作できる「しゃべってコンシェル」の機能を10月下旬より拡充すると発表。さらに、dグルメやdリビングと連携し、一部機能を対話で利用できるアプリ「おしゃべり」を11月下旬より提供する。

2017年秋に先行してリリースする新サービス
2017年秋に先行してリリースする新サービス
スマートフォンやタブレットと接続し、離れていてもしゃべってコンシェルなどを使えるBluetoothマイクスピーカ「ドコモシンプルマイク」も2018年1月に発売予定だ
スマートフォンやタブレットと接続し、離れていてもしゃべってコンシェルなどを使えるBluetoothマイクスピーカ「ドコモシンプルマイク」も2018年1月に発売予定だ

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