Dish NetworkとAmazonが、ワイヤレス事業に関する提携に向けて協議しているという。5月にSatellite Business Newsが伝えていたが、The Wall Street Journal(WSJ)が新たに報じた。
WSJによると、合意間近ではないが、Dish Networkの最高経営責任者(CEO)Charlie Ergen氏とAmazonのCEOであるJeff Bezos氏は、Dishの新しいワイヤレスネットワークの「創設パートナー」としてAmazonが果たせる可能性のある役割について議論しているという。例えば、DishのIoTネットワーク構築計画への出資や、「Amazon Prime」会員にDishの接続または電話プランを提供することなどが考えられる。
DishはAmazon以外の企業ともワイヤレス契約について協議しているとWSJは報じている。
提携が実現すれば、Amazonには複数の面でメリットがある。例えば、「Amazon Echo」や「Amazon Dash」ボタンの確実な接続性を確保できる。またAmazonは、将来的に展開を予定している配送ドローンの運用にDishの新しいネットワークを利用できる可能性もある。
Dishは、これまでに買収した無線周波数帯域を利用するネットワークを構築する必要がある。同社は、この10年間で210億ドルを超える資金を投じて周波数帯域を購入しており、数年以内にその放送波を実用化するよう、FCCに強く求められている。
大手IT企業やケーブル会社、通信事業者らが、モバイル接続やマシン間接続の急激な増加に向けた体制を構築しようとしている。Charter CommunicationsとComcastは、ワイヤレスサービスの拡充に向けた提携についてSprintと交渉しているとされる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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