10周年を迎える「iPhone」--次期モデルに関するうわさまとめ - (page 2)

Justin Jaffe (Special to CNET News) Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年02月16日 07時00分

アルミニウムボディに終止符か

 AppleはiPhone 7と「iPhone 6s」で採用したアルミニウムボディを新モデルで変える可能性があるとのうわさをDigiTimesが報じた。次期iPhoneの本体はFoxconnとJabilの両メーカーが製造し、2枚の強化ガラス(前面と背面に1枚ずつ)が使われ、それをステンレススチール製のベゼルとフレームでつなぐ形になるとされている。この報道の情報筋によると、新しい製法によってAppleのコストが30~50%削減され、品質管理も向上するという。

iPhoneのロックを目で(あるいは顔で)解除

 ドイツのサイトHandy Abovergleichや他のサイト(最近ではDigiTimes)から、iPhone 8に虹彩スキャナが搭載され、目で見てロックを解除できるようになるという説が流れている。本当であれば、現在のTouch IDを進化させた気の利いた機能だ。同様に、次期iPhoneでは現在の指紋スキャナ認証システムに代わる(もしくは補助する)機能として顔認識技術がサポートされるとのうわさもある。

 サムスンの「Galaxy Note7」は、いち早く虹彩スキャナを搭載したスマートフォンの1つだった。ただし、この虹彩スキャン機能を搭載したことと、発火問題で悪評を買った末に生産中止に追い込まれたことには何の関係もない、ということは申し添えておこう。

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提供:Handy Abovergleich

クリエイティブ向けの「iPhone Pro」

 Handy Abovergleichはまた、iPhone 8のコンセプトとして、標準エディションと「iPhone 8 Pro」という複数のモデルを紹介している。同サイトに関してもっと気になるのは、Appleが「iPad」でできたパターンを踏襲し、Apple Pencilスタイラスに対応するiPhone Proをリリースするという予測だ。実現すれば、アーティストや手書きファンは、創作、メモ書き、写真や画像の操作にもっと自在に手を使えるようになるだろう。

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提供:Apple

赤いiPhoneも計画中か

 新しい色を追加するというのは、Appleが10周年記念iPhoneを際立たせる簡単な方法の1つだろう。2016年12月には、「ジェットホワイト」のiPhone 7とされる端末を紹介する動画も出現した。MACお宝鑑定団によると、ホワイトやブラック、淡いメタリック色という最近のカラーバリエーションに、レッドが加わるという。なんとなく、比較的安価な「iPhone 5c」の多色展開を思い出した。

ディスプレイをめぐる挑戦

 iPhoneで端から端までを覆うディスプレイが採用されるという可能性については、iPhone 7の発表前からすでにうわさがあった。The Wall Street Journalは2016年11月、次期iPhoneで曲面ディスプレイやOLED画面が採用される可能性があると報じている。長年のAppleアナリストであるMing-Chi Kuo氏も指摘していた可能性だ。もちろん、どちらの画面もそれほど画期的なわけではない。サムスンはしばらく前からディスプレイの限界を広げ続けており、次期モデルとされる「Galaxy S8」の前面は90%がスクリーンになるとのうわさだ。Xiaomiの「Mi MIX」は6.4インチのスクリーンが前面のほとんどを占めている。

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提供:TechDesigns/YouTube

ホーム「ボタン」廃止の可能性

 ディスプレイを大きくする手段の1つは、ホームボタンをなくしてしまうことだろう。Appleは2015年、透明な指紋センサの特許を出願している。iPhone 7のソリッドステートボタン、感圧式ディスプレイ、機能向上を続けている「Siri」があれば、もはや物理的なホームボタンなど必要ないのかもしれない。

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