ユーザーを惹きつけて顧客化するためには、切っ掛けとなるコンテンツが重要であることに疑いはない。読まれるブログであったり、バズるビデオであったり、その形態は多種多様で、一言で表現すると優れたコンテンツである。そして、もともとよいコンテンツを、SEOで多くの人の目に触れさせる必要がある。
ところが赤平氏は、それだけでは不十分で、相手のためになるコンテンツであることが大切だと指摘。そして、SEOを成功させるための姿勢として、HubSpot主催の年次カンファレンス「INBOUND 2016」でHubSpot最高技術責任者(CTO)のDharmesh Shah氏が提唱した概念「Human Enjoyment Optimization(HEO)」を紹介した。
つまり、ユーザーにとって有用で、ユーザーが喜び、また読みたい、また見たいと思わせるコンテンツの提供が、SEO成功に欠かせないという。1回読んで終わりでは駄目なのだ。
HubSpotが提供するインバウンドマーケティング用ツールのターゲットは、中小企業だという。専門のIT部隊によるマーケティング活動の支援体制を整えることが難しい中小企業にとって、導入と運用は簡単でない。ましてHubSpotのツールは、単機能ツールでなく統合ツールだ。活用しきれず、宝の持ち腐れになる心配がある。
これに対し赤平氏は、同社のサポートが手厚い点を強調した。
まず、導入から3カ月間はコンサルタントが対応し、初期設定はもちろん、使い方の指導、キーワード設定の支援、読まれるコンテンツや資料請求などにつながる効果的なコンテンツについてのアドバイスなどをしてくれる。これに並行する形で、1年間はアカウントマネージャーがユーザーを担当する。そして、9時から18時の営業時間内に利用可能なテクニカルサポートも、別途用意されている。こうした3段構えのサポート体制は珍しいという。
赤平氏によると、インバウンドマーケティングは1カ月などの短期間で成功するようなものでなく、3カ月から6カ月取り組んで初めて効果が出るそうだ。そのため、使い続けて効果を実感してもらえるよう、サポートを充実させたとした。
さらに、コンテンツを作る余力のないユーザーに対しては、コンテンツ制作能力を備えるエージェンシーパートナーを紹介するとしている。
そして、使えば必ず新規顧客が倍増、売上も倍増、ビジネスも倍に成長するはずで、HubSpotはそこに貢献できる、とまとめた。
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