Intelが仮想現実(VR)分野の新興企業VOKEを買収すると発表した。新しい取り組みである没入型スポーツコンテンツ事業向けに、サービスポートフォリオを拡充する狙いだ。Intelの最終的な目標は、VRでライブイベントを放送することだ。
買収の金銭的条件は公表されなかったが、VOKEの技術とプラットフォーム、人材、顧客などが買収の対象となる。
2004年に創業しカリフォルニア州サンタクララに本社を置くVOKEは、VR分野の有力なプレーヤーだ。VOKEは以前、IntelとSacramento Kings(NBAのチーム)から出資を受けていた。Sacramento Kingsはその投資を利用して、NBAの試合のVRライブストリームを提供した。
VOKEのプラットフォームには、レンズと立体映像キャプチャを組み合わせたプロプライエタリなシステムが含まれており、それによって、VRストリームの立体感とプロポーションのリアルさを高めている。Vokeの動画はPCやタブレット、スマートフォン、VRヘッドセットなど、複数のプラットフォームで視聴可能だ。
Intelによると、VOKEのプラットフォームは既存の放送局やリーグのチャンネルに簡単に統合できるように設計されているという。IntelはVOKEを買収した主な理由の1つとして、そのことを強調した。
Intelの新しいスポーツ部門には、freeDの技術チームも含まれる。同チームは、Intelが3月に発表したReplay Technologies買収によってIntelに加わった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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