GoogleはPixelでそのアプローチと決別した。使い始めた瞬間から、「Google Assistant」が体験の中心になる。アプリのアイコンは丸みを帯びたデザインになった。アプリドロワーは、画面の下部から上にスワイプして表示させる。ホームボタンを押すたびに、色とりどりの円が飛び出す楽しいアニメーションが表示される。
何もかもが、いかにもGoogleらしいという感じだ。つまり、楽しいが子どもじみてはない。徹頭徹尾、Android体験に対する斬新な解釈だ。
発表後にPixelの写真や動画を見た筆者は、半分がガラスでもう半分が金属の背面について、正直なところ不細工だという結論を下していた。だが、少なくとも実物を見たクワイトブラックのモデルに関しては、その外観をかなり気に入った。
ガラスの背面によって、デバイス全体の外観と雰囲気が2つに分かれている。現在の他の大多数のAndroidスマートフォンは、前面全体がガラスで、背面全体がダークグレーのアルミニウムで覆われているが、Pixelはガラスでデザインが分かれており、ユニークな外観になっている。
リアリーブルーとベリーシルバーはまだ自分の目で見ていないが、どちらもブラックモデルと同じくらいシャープに見えるのではないだろうか。
筆者がこの数日でGoogle Assistantを使用した回数は、過去数カ月でAppleのSiriを使った回数より多い。最初のうちだけなのかもしれないし、今後も使い続けるかもしれないが、時間が経てばはっきりするだろう。
Google Assistantは、「OK Google」と呼びかけるか、ホームボタンを長押しすることで、いつでも起動できる。音声命令はほぼ一瞬で認識される。部屋の反対側から声をかけても反応は速い。Siriを使うときは、いつもこの点に苦労させられる。
筆者がGoogle Assistantを使って「おお!」と感じたのは、休暇中の人とテキストメッセージでやり取りしたときだ。彼女はその日の出来事を伝える中で、夫と一緒にコロラド州グレンウッドスプリングスのハンギング湖でハイキングをしたことに触れ、筆者にハンギング湖を検索するよう勧めた。
筆者はホームボタンを長押ししてGoogle Assistantを起動した。音声命令で情報を検索するつもりだったが、画面の下部で情報カードが弾んでいることに気づいた。上にスワイプすると、驚いたことに、ハンギング湖の写真のほか、Google マップ、YouTube、Facebook、Google画像検索のハンギング湖へのリンク、この湖のウェブサイトへのリンクも表示された。
この湖を検索するにあたって、ボタンを長押しした以外、他には何もしていない。にもかかわらず、知りたかった情報のすべてが、文字どおり指一本動かすだけですぐに手に入ったのだ。
同じことをiPhoneでやろうとしても、こうはいかないだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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