ヤマハ、デュアル7.1chネットワークAVアンプ2機種--Dolby AtmosとDTS:X対応に

 ヤマハは7月14日、Dolby AtmosおよびDTS:Xに対応した、Wi-Fi/Bluetooth内蔵のデュアル7.1chネットワークAVアンプとして、「RX-A860」(税別価格:11万円)と、「RX-V781」(同:9万6000円)の2機種を発表した。7月下旬に発売する。

左から「RX-V781」「RX-A860」
左から「RX-V781」「RX-A860」

 RX-A860は、RX-V781の基本設計をベースに、制振性を高めた筐体や、前面カバーを備えた専用フロントパネルなどを採用し、仕様と音質にこだわったモデル。購入から5年間のメーカー製品保証を、標準で付与している。

 RX-A860/V781とも、Dolby AtmosおよびDTS:X対応デコーダを搭載。5.1.2chスピーカ構成に対応し、プレゼンススピーカをフロントスピーカ上方壁に設置する「フロントハイト」、天井に設置する「オーバーヘッド」、「ドルビーイネーブルドスピーカ」の3パターンから選択できる。DTS:X再生時には、「DTSダイアログコントロール」でセリフ音量の単独調整も可能だ。

 低歪化を実現した、定格出力130W/chの「フルディス クリート構成7ch低歪パワーアンプ」に加え、デジタル系、映像系、表示系をアナログオーディオ系から独立させた「4回路分離パワーサプライ」を採用。ロームと共同開発した「高精度ボリューム素子」、ルビコンと共同開発した「PMLコンデンサー」など、オリジナルパーツも投入した。

 「フロントプレゼンス」と「サラウンドバックスピーカー」を自動選択する「デュアル7.1chシステム」を装備。「バーチャル・プレゼンススピーカー」機能と「バーチャル・サラウンドバックスピー カ」機能も装備し、5.1chスピーカ構成でも最大9.1ch相当のシネマ DSP(3D モード)再生が可能だ。初期反射音を制御する「YPAO‐R.S.C」も搭載している。

  HDR、BT.2020、HDCP2.2、4K/60pパススルーおよび4Kアップスケーリングに対応したHDMI端子を、RX-A860は8入力/2出力、RX-V781は6入力/2出力装備。主要メーカー製テレビやレコーダーとのリンク機能に加え、テレビと本機とHDMIケーブル1本で接続できる「オーディオリターンチャンネル(ARC)」にも対応した。

 高精度ロージッタークロック内蔵のネットワークモジュールを搭載し、ネットワークやUSB、Bluetooth再生で発生するジッターノイズを低減。ハイレゾ音源特有の、デリケートな音の違いを忠実に再現するという。 Wi-Fi/Bluetooth内蔵で、対応機器のワイヤレス再生も可能だ。Bluetoothの受信機能AACフォーマットに対応し、圧縮音声を効果的に補正する「ミュージックエンハンサー」で、奥行きのあるクリアな音質を実現した。

 「RX-A860」
「RX-A860」
 「RX-A860」リアパネル
「RX-A860」リアパネル
「RX-V781」
「RX-V781」
「RX-V781」リアパネル
「RX-V781」リアパネル

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