さらに今回の目玉となるのが、専用アプリでの機能拡張だ。専用アプリ「Beats Pill+APP」を使うと、複数台のBeats Pill+を接続できる「増幅」モード、2台のBeats Pill+をそれぞれにLとRに振り分ける「ステレオ」モード、複数の端末と1台のBeats Pill+を接続できる「DJ」モードの3つの機能が楽しめる。
増幅モードでは、1つの端末を複数のBeats Pill+に接続できるので、リビングやキッチン、各部屋に設置したBeats Pill+を一度に管理することが可能だ。ステレオモードでは、スピーカとスピーカの設置場所を広げることで、よりステレオ感が増す音響下でのサウンドが楽しめるようになる。ちなみにBeats Pill+1台でもステレオの再生は当然できる。DJモードなら、パーティなどで、大人数が集まった時、複数人が代わる代わるBeats Pill+に接続し、それぞれのお気に入りの曲をかけられる。
これらの機能は、本体にデフォルトの機能として導入もできたが、あえてアプリ化し、追加機能にしたという。Beats Pill+の開発理念として、高音質化、携帯性と同時に、使いやすさ、ユーザビリティを重視した結果と言える。
本体の基本性能は極力単純化し、誰でも簡単に扱えるような設計を目指す。さらなる高機能を求めるユーザーにはアプリで対応する。そのため、本体単体でBluetoothスピーカとしての基本機能を十分兼ね備えながら、さらなる機能がアプリで楽しめるようになっているのだ。
Beatsはアップル傘下になったこともあり、付属の接続ケーブルがmicroUSBからLightningケーブルに変更されたが、対応アプリはiOSだけでなく、Androidにも対応している。また、スマートフォンだけでなく、タブレットPCにも対応。多くのユーザーが使えるようになっているのも、Beatsが目指すユーザビリティの1つであると考えられる。
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