スポーツカー、電気自動車、自動運転--夢が現実に近づいた東京モーターショー2015 - (page 4)

従来の夢が現実へ

 ショーの展示を全体で見てみると、それぞれの夢や希望が現実に近づいたことがよくわかる展示会と言うのが筆者の結論だ。

もうすぐ買える現実的な低燃費車、4代目「プリウス」
もうすぐ買える現実的な低燃費車、4代目「プリウス」

 今回のショーを見ると、例えばスポーツカーであれば、最新技術を駆使したとにかく早いクルマ欲しければホンダのNSX、ロータリーエンジンの夢が現実になりそうな「Mazda RX-VISION」、そして比較的手軽に購入でき、操って面白いクルマなら「TOYOTA S-FR」といった選択肢が示されている。

 低燃費車、低燃料コスト車ならば、4代目プリウスを代表とするハイブリッドカー、そしてクリーンディーゼルエンジン搭載車がそろっている。EVも普及の兆しが十分に感じられる。

 自動運転は実用までもう少し時間がかかるが、試作は概ね成功している。課題は多いものの、解決すべき点が明確になってきているので、あとはそれを解決するだけという段階に近づいている。ショーでその進み具合は確認できないが、自動運転が実現するとどうなるかという点は、日産やメルセデス・ベンツのコンセプトカーを見れば、なんとなくイメージできるだろう。

 派手さはないが、クルマに対して求めているモノを考えながら見ていけば、いくつか答えが用意されている。それが今回、2015年の東京モーターショーなのだ。

西ホール3では、小型モビリティの試乗コーナーもある。クルマのイベントの中でも数少ない乗れる体験ができる
西ホール3では、小型モビリティの試乗コーナーもある。クルマのイベントの中でも数少ない乗れる体験ができる

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]