Photosアプリは、デバイス内と「OneDrive」アカウントで写真を検索し、自動的にアルバムとして整理してくれる。写真の記録を追跡する手段としても使えるアプリだが、基本的な編集ツールとしての機能も備えている。手間をかけずに使いたい場合には、Photosが見つけた写真をすべて自動的に補正する。また、赤目処理や露出調整のほか、RAWファイルの処理も可能だ。とはいえ、心配はいらない。Photosによる編集は非破壊的なので、変更を元に戻すこともできるし、元の写真をまったく変更しないように設定することもできる。
ついにリリースされたWindows 10だが、今回のバージョンはこれまでのWindowsと根本的に違っている。本当の意味であらゆるデバイスに対応するOSであり、Microsoftはこのコンセプトを「Windows 10 Mobile」とユニバーサルアプリで前面に打ち出していく。このようなコンセプトは以前にもあった。「Windows 8」と「Windows Phone 8」向けに開発されたアプリは、コードの大半を共有し、1つのアプリを作成してさまざまなデバイスで動作させることが簡単にできるようになるはずだった。
Microsoftのユニバーサルアプリは同一のコードベースを共有する。たとえば、デスクトップ版の「Excel」クライアントはスマートフォン版とまったく同じクライアントであり、ディスプレイの違いや、キーボードとマウスがない構成に合わせてインターフェースが調整される。現在これは、最新版のWindows 10 Mobileで体験することができる。スマートフォン上でのスプレッドシートの編集は、お薦めはしないが、可能ではある。
ユニバーサルアプリは、独自の問題に直面するだろう。開発者は、モバイルデバイス上で動作する多機能で安定したアプリを作ることと、完全なPCが備え持つ機能をすべて利用可能なアプリを開発することを、天秤にかけなければならなくなる。Microsoftはすでに「Continuum」を利用したソリューションの準備を既に進めている。同社は、スマートフォン用のContinuumを既にデモで披露しており、それによると、Windows Phoneをディスプレイに接続すると、インターフェースがPC版のWindowsと似た形に変わるようになる。デスクトップと、「Windows Store」アプリのデスクトップ版が表示され、マウスとキーボードも完全にサポートされる。スマートフォン用のContinuumは、公開時期も対応デバイスも明らかにされていないが、Microsoftが用意しているものについて、気になる情報の一端を垣間見ることができる。
「Windows Update」のプロセスは、Microsoftが描く未来のWindowsのビジョンに全ユーザーを引き入れるうえで鍵となる。これは最も大きな議論を呼ぶ要素の1つにもなるだろう。標準的な「Home」バージョンのWindows 10の場合、アップデートは自動で行われ、拒否することはできないからだ。
これは歓迎すべき点だ。Windowsのアキレス腱はずっと、ほぼすべての場所で使われていることだった。だからこそ、マルウェアをはじめとするデジタルの脅威の恰好の標的になっている。常に最新の状態にあるコンピュータは、ウイルスなどの不快なものを高い確率で避けることができるため、快適に使えるコンピュータだ。
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