ビットコイン取引所「coincheck」を運営するレジュプレスは7月29日、ビットコイントレーダー向けのサービス「coincheck tradeview」において、ドルとビットコイン間の取引が可能になったことを発表した。英国の大手ビットコイン取引所「Bitstamp」のAPIを利用することで実現したという。
coincheck tradeviewでは、ビットコイントレーダーに必要な機能を1つの画面で利用できる。FXサービスに近いユーザーインターフェースを採用しており、注文や信用取引、チャート、板状況などがひと目でグラフィカルに確認できる。チャートは15分足、1時間足、4時間足、1日足で見ることが可能。7月(26日時点)の月額取引額は3億円となっており、このうちの約8割がトレード目的で100万円以上入金している5%の高額取引ユーザーによるものだという。
これまでcoincheck exchangeでは、日本円とビットコイン間のみで取引可能だったが、Bitstampとの連携によって新たにドルでの取引が可能になった。方法は、tradeviewより「残高」タブを選択。残高の移動から送金タイプをcoincheckからBitstampに設定し、送金する量を指定する。あとは「残高を移動する」をクリックすれば完了だ。
Bitstampは日本の取引所に比べて注文量が多く、取引の動きが活発なため、スプレット(売りと買いの価格差)も小さくより効率的にビットコイン取引ができるとしている。ただし、ビットコインの移動のみ対応しており、円からドル、ドルから円の移動はできない。
レジュプレスでは近日中に、中国の大手ビットコイン取引所「OKCoin」とも連携する予定だ。なお、coincheck tradeviewを利用するには、合計で25万円以上の日本円を入金する、合計で20BTC以上のビットコインを入金する、これまでに25万円分以上の取引している、などの条件を満たす必要がある。
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