キヤノン、クラウド型の録画サービスを7月開始--中小企業の防犯に

 キヤノンマーケティングジャパンは6月15日、ネットワークカメラのライブ映像や録画映像を簡単に録画したり再生したりできるクラウドサービス「 VisualStage Type-Basic」を7月1日に開始すると発表した。中小企業における防犯やモニタリングを主な用途としたクラウドサービスだ。


「VB-R11VE/VB-R10VE」

 同社によると、ネットワーク監視カメラクラウドサービス「アロバビュークラウド」を運営するアロバと販売代理店契約を締結し、アロバ製品をベースとしたクラウド型の録画サービスとしてVisualStage Type-Basicを提供していくという。

 VisualStage Type-Basicのカメラ1台あたりの月額サービス費用(標準サービスVGA録画、フレームレート1fps)は、保存期間7日間で3980円、15日間で5000円、30日間で6000円。ライブモニタリング再生は、1200円(いずれも税別価格)。

 なお、別途アカウント登録などの初期設定費用として、1社あたり税別1万円が必要で、国内販売計画は年1500本とのこと。

 キヤノンマーケティングジャパングループでは、中期経営計画の成長戦略としてネットワークカメラ事業の強化と拡大に注力しており、NVS(ネットワークビジュアルソリューション)事業全体で2017年に売上高100億円を目指している。2月にアクシスをキヤノングループに迎え入れると発表。さらに、キヤノン初の360度旋回型屋外向けモデルなどネットワークカメラ9機種を5月より順次市場投入する予定だ。

 さらに今後、大手中堅企業における画像解析およびマーケティング分析を主な用途とするクラウドサービスや、金融機関や公共インフラにおける警備と監視を主な用途とするクラウドサービスなどを、順次市場投入していくという。

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