「iPhone 6」レビュー(前編)--大きくなった新端末を手にして分かったこと - (page 3)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2014年09月25日 07時30分

デザイン

 筆者が気に入っている4.7インチのスマートフォンは、画面が大きくてもコンパクトに作れることを証明したMotorolaの2013年モデル「Moto X」だ。iPhone 6は持ち心地は似ているだろうか?実際に持つと、感触は近いが、やはり違っている。

 新型iPhoneのデザインは冒険的でこれまでとは違っており、HTCの「One M8」が持つ曲線的なメタルボディに少し似ているようにも見えるが、やはりAppleらしさを強く主張している。実際、これは「iPod touch」のデザインや、「iPad」の作りに似ている。このiPhoneは以前のモデルよりも少し薄いだけだが、それ以上に薄く感じられる。画面が大きくなったことも理由の一部だが、曲線的なデザインもそれに寄与している。前面のグラスは端でカーブして側面につながっており、iPhone 5やiPhone 5sの工業的な角張ったエッジはまったくない。

提供:CNET
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 同じように曲線的なデザインを持っていた、初代iPhoneを思わせるところもある。

 新型iPhoneは手になじみ、美しいほどしっかりしていると感じられる。背面のメタルと前面のガラスはスムーズにつながっており、この心地いいデザインは少し初代iPhoneを思わせる。しかし、もろさも若干感じられる。これはあまりにも薄く見えるためかもしれないし、前面のカーブしたガラスが大きく見えるからかもしれない。筆者は一目見て、安全のためにケースに入れたいと感じた。

 また、iPhone 6の背面から少しカメラレンズが突き出ているため(第5世代iPod touchのカメラと似ている)、サファイアレンズを採用しているにも関わらず、表面の粗い場所に置くのはためらわれた。

 音量ボタンは、以前は丸く突き出ていたが、今回はiPod touchやiPadのように細長いものになっている。上面右側にあった電源・スリープボタンは、一部のAndroidスマートフォンのように右側面に移された。これに慣れるには少し時間がかかるが、ボディが大きくなったためこちらの方が押しやすい。

提供:CNET
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