最も優れたマーケティング事例は--D2Cが「コードアワード 2014」贈賞式 - (page 2)

ベスト・ユーズ・オブ・メディア

　「さわれる検索」は、検索システムと3Dプリンタを融合させた次世代検索のコンセプトモデル。検索したいものを声でインプットすると、検索結果が3Dプリンタで作成・出力され、手に取って確認できる。ヤフーでは日本の盲学校に設置し、全国で体験授業を行うプロジェクトを実施した。

　検索対象となる3Dデータは、企業や一般から広く募集し、一般のユーザーからはさわれる検索のサイトやYahoo! JAPANの広告配信技術を利用して3Dデータを募集。また、海外の3Dデータ共有サイト「Thingiverse」の約10万点以上のデータからも検索可能にしたほか、さわれる検索のアプリを「GitHub」でオープンソース化した。

一般投票のパブリックベストも

　このほかの各賞として、「グッド・イフェクティブ」に、「PAPER CRAFT SEARCH ENGINE」（住友スリーエム）と「ソーシャルビールかけ」（楽天）、「グッド・ブランディング」に、「HAPPINESS CAM」（オリエンタルランド）と「超難問コロシアム[Z1]」（Ｚ会）、「グッド・キャンペーン」に、「話せる自販機GEORGIA」（日本コカ・コーラ）、「グッド・ユーズ・オブ・メディア」に、「POCARI MUSIC PLAYER」（大塚製薬）と「貞子3D2 スマ4D」（KADOKAWA／「貞子3D2」製作委員会）が選ばれた。さらに、一般投票により「自撮り48」（ロッテ）が「パブリックベスト」に選ばれた。