iPadと同様にGalaxy Tab Sの基本モデルには16Gバイトの組み込みメモリが搭載されている(ちなみにRAMは3Gバイト搭載されている)。実際のところ、発売時のラインアップにおけるメモリ構成はこれだけであるが、Galaxy Tab Sにはメモリ拡張のためのmicroSDカードスロットが搭載されているという、iPadとは大きく異なる点がある。このスロットは128Gバイトまでのカードに対応している。これによりメモリ拡張はずっと安価に行えるようになる。
このタブレットを用いて写真を撮影する機会には恵まれなかったが、同タブレットには8メガピクセルの背面カメラ(フラッシュも装備されている)と、自分撮りやビデオチャット用の2.1メガピクセルの前面カメラが搭載されている。また、Wi-Fiは802.11 a/b/g/n/ac規格のMIMO対応デュアルチャネル(2.4GHzおよび5GHz)であり、まもなく4G LTEを搭載したモデルも登場するとのことであった(なお、4G LTEモデルの価格は米国では100ドル増し、英国では100ポンド増しとなるはずだ)。
追加機能という点では、必要性の有無は別にして他にもさまざまなものがある。例えば、GALAXY S5にも搭載されている指紋スキャナがある。ただ、近距離無線通信(NFC)テクノロジは搭載されていない(筆者はあまり便利さを感じていないが、一部の人たちにとっては有用なものだろう)。
またサムスンは、「無償の」楽曲サービス「Milk Music」をGalaxy Tab Sに最適化して提供するとともに、雑誌のサブスクリプションマーケットプレイスである「Papergarden」(同社はコンテンツやデザインがGalaxy Tab SのAMOLEDディスプレイに合わせて調整されていると述べている)を新たに提供してもいる。
さらにサムスンは「Galaxy Gifts」というサービスも提供している。このサービスはエンターテインメントや生産性向上、ニュースといった分野のプロバイダーのサービスをプロモーションするためのものであり、善きにつけあしきにつけ、GALAXYのエコシステムに組み込まれている。Galaxy Tab S向けとしては「Gogo Inflight Internet」の1年間無料アクセス権(最大36便)や、「Bloomberg BusinessWeek」の12カ月間購読権、「The Wall Street Journal」と「The Washington Post」の6カ月間トライアル購読権、「The New York Times」の3カ月間購読権、「SiriusXM Internet Radio」の3カ月間無料視聴権、「Audible」の3カ月間無料視聴権といったサービスが用意されている(ここで紹介したものはすべて米国向けのサービスであり、その内容は地域ごとに変わってくる)。これもGALAXY S5から受け継がれたものだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手