ニューヨーク発--中国のEコマース大手Alibabaが大いに期待されていた新規株式公開(IPO)を申請した翌日の米国時間5月7日、米Yahooの最高経営責任者(CEO)であるMarissa Mayer氏が、同社の保有するAlibaba株の一部を過去に売却した件を挙げて、同社は「資本の良き運用者になる」つもりだと述べた。
YahooはAlibaba株の22.6%を保有している。AlibabaによるIPO申請は、米国市場への上場としては過去最大級となる可能性がある。AlibabaのIPOを受けて、Yahooは、多額の現金を自社のバランスシートに計上する可能性が出てきた。また、このIPOへの期待は、この1年間におけるYahooの株価の倍増に貢献してきた。
当地で開催のTechCrunch Disruptで講演したMayer氏は、YahooのAlibabaへの投資は同社のために価値を生み出してきたと語った。
「われわれは、資本の良き運用者になるつもりだ」とMayer氏は述べた。同氏によると、YahooはこれまでにAlibabaの株式の一部を売却した際に、その現金の一部を株主に還元するとともに、人材や新たなテクノロジへの投資、Tumblrなどの買収といった「賢い投資」を行うために使用しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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